大手プラント施工管理会社の業績データや平均年収、平均年齢、平均勤続年数などの情報をまとめています。各社の情報をもとに、大手へ転職・中途入社した際のイメージを描いてみてください。
プラント施工管理の大手企業をピックアップし、有価証券報告書等のIR情報から売上高などの財務状況、従業員数、平均年齢、平均勤続年数、平均年収などをまとめました(2024年7月29日時点)。
なお、プラント施工管理の御三家と言われる企業は日揮ホールディングス、千代田化工建設、東洋エンジニアリングの3社です。当ページでは、そのほか大手プラント施工管理企業、計10社の情報をリサーチしています。
日揮ホールディングスは総合エンジニアリング企業です。石油や天然ガス、石油化学、クリーンエネルギー、製剤プラントなど幅広く事業を展開しています。2040年に向けて再生可能エネルギー事業への参入やSAF(持続可能な航空燃料)生産の技術、地域の特性に合わせたインフラ設備の提供など、人と地球の未来を考えたビジネスにも取り組んでいます。
| 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 従業員数 |
|---|---|---|
| 832,595 | 358 | 8,865 |
| 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年収(万円) |
| 43.0 | 15.0 | 1,019 |
※2024年3月期有価証券報告書・会社四季報などから作成 ※平均年齢・平均勤続年数・年収は単体、その他は連結ベース
第3四半期にタイの化学案件に関する損失を計上し、加えて配管材料調達コストやリスク対応コスト、サウジアラビアの石油・ガス案件における損失引き当て、海外子会社における追加損失計上等を背景に、2024年度3月期の計上利益は大幅に減少しています。
千代田化工建設はエンジニアリング企業で、LNGプラントを設計・建設できる世界でも数少ない企業です。水素に関する技術を強みとしており、水素の大量輸送・貯蔵を可能にする「SPERA水素システム」技術を開発、2020年ブルネイで製造した水素を日本に輸送する実証実験がおこなわれました。現在も収益強化に向けて取り組んでいます。
| 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 従業員数 |
|---|---|---|
| 430,163 | 20,322 | 3,496 |
| 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年収(万円) |
| 42.2 | 12.5 | 1,000 |
※2023年3月期有価証券報告書・会社四季報などから作成 ※平均年齢・平均勤続年数・年収は単体、その他は連結ベース
世界各国で新型コロナウイルス感染症の規制緩和等が行われ、経済活動に回復の兆しが見られた一方、ロシア・ウクライナ情勢の影響による同社へのエネルギー供給の安定性が懸念されます。同社の想定を超えて情勢が悪化した場合、グループ全体の業績に影響を及ぼすおそれがあることをIR情報で公表しています。
栗田工業は水処理プラントにおいて日本で主導的地位のある企業です。「水処理装置」や「水処理薬品」、「メンテナンス」の3つの事業を実施しています。半導体や電子、紙パルプ、自動車、食品など幅広い産業に対応し、水や環境に関わるソリューションを提供しています。持続可能な社会を実現するために新しい技術やノウハウ、グループの事業を組み合わせることにより地球が抱えている問題に挑んでいます。
| 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 従業員数 |
|---|---|---|
| 384,825 | 41,686 | 7,981 |
| 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年収(万円) |
| 43.1 | 17.8 | 936 |
※2024年3月期有価証券報告書・会社四季報などから作成 ※平均年齢・平均勤続年数・年収は単体、その他は連結ベース
2024年5月9日に発表された決算情報によりますと、2024年3月期の連結最終利益は前期比45%増の291億円。2025年も前期比12.1%増を見込んでいるため、これが実現すれば3期連続で過去最高益を実現することとなります。
東洋エンジニアリングは、石油化学・化学プラント、石油精製プラント、船上プラント、発電など、プラントの設計・建設・運用をおこなっているエンジニアリング会社です。海外からの受注がほとんどで、これまで数多くの国でプラントの建設を手掛けてきました。低炭素社会を目指し、燃料アンモニアバリューチェーンやCO2からの燃料製造といった新しい事業にも取り組んでいます。
| 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 従業員数 |
|---|---|---|
| 260,825 | 6,995 | 4,094 |
| 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年収(万円) |
| 43.1 | 16.6 | 875 |
※2024年3月期有価証券報告書・会社四季報などから作成 ※平均年齢・平均勤続年数・年収は単体、その他は連結ベース
コロナ禍の初年度は一時的に業績が落ち込んだものの、以後は比較的順調に推移。2024年度3月期決算では、全体的なプロジェクトが順調であることを示す結果となりました。本社移転、技術研究所移転・拡張など、ハード面の変化も加速。新たなステージへ向かう兆しが見られます。
東芝プラントシステムは、東芝プラント建設と東芝エンジニアリングが合併してできた総合エンジニアリング企業です。発電システムや上下水道、ビル・工場などの産業プラント設備、空港・鉄道などの交通システム事業の企画・提案から設計、施工、保守・サービスまですべてを自社でおこなっています。また、国内だけではなく海外までフィールドを広げ実績を上げている企業でもあります。
| 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 従業員数 |
|---|---|---|
| 232,975 | 14,700 | 3,258 |
| 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年収(万円) |
| 45.4 | 21.6 | 859 |
※東芝プラントシステム公式HPなどから作成 ※売上高・経常利益は2022年度、その他は2023年度の情報 ※すべて単体ベース
東芝プラントシステムは、親会社である東芝の上場廃止に向けた動きに関連し、2020年1月27日をもって上場廃止となりました。グループ全体における財務戦略の見直しの必要等、課題の多い状況でしたが、2024年現在、東芝プラントシステム自体は安定的な業績を示しています。
メタウォーターは、「日本ガイシ」と「富士電機」の水・環境部門が合併してできた総合エンジニアリング企業で、上下水道施設の開発や設計、施工、維持管理をおこなっています。散気装置(汚水中の有機物を分解・除去)は、標準活性汚泥法を導入している処理場のほとんどで採用されています。ごみ炭化プラントやバイオマスガス変換発電システムといった環境ソリューションビジネスでも貢献している企業です。
| 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 従業員数 |
|---|---|---|
| 165,561 | 10,490 | 1,696 |
| 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年収(万円) |
| 43.3 | 17.4 | 835 |
※2024年3月期有価証券報告書・会社四季報・公式HPなどから作成
※平均年齢・平均勤続年数・年収は単体、その他は連結ベース
前期(2023年3月期)と当期(2024年3月期)を比較すると、売上高は当期が前期を上回ったものの、営業利益は前期を下回りました(前期4,002百万円/当期1,440百万円)。工期延期や物価上昇の影響によるコスト増が減益の主な理由です。
タクマは、ごみ処理やバイオマス発電、水処理のプラントの計画、設計から販売、施工、メンテナンスまでおこなっている企業です。国内外で多数のバイオマス発電プラントを納入しており、間伐材・製材工場廃材や、さとうきびの搾りかす、鶏ふんなど、種類や性質の異なるバイオマス燃料を使って発電するプラントでCO2排出量の削減に貢献しています。
| 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 従業員数 |
|---|---|---|
| 149,166 | 11,166 | 1,054 |
| 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年収(万円) |
| 42.5 | 14.8 | 868 |
※2024年3月期有価証券報告書・会社四季報・公式HPなどから作成
※平均年齢・平均勤続年数・年収は単体、その他は連結ベース
2024年3月期の連結経常利益は、前期比24.0%減の約111億円。また、直近4Q(1-3月期)の連結経常利益は、前年同月比13.3%減の40.7億円となっています。コスト増等が理由の減益と思われますが、逆に2025年3月期は前年比7.7増の120億円を見込んでいます。
レイズネクストは、新興プランテックとJXエンジニアリングとの経営統合によって誕生した企業で、石油・石油化学プラントを中心に、非鉄金属や一般化学、薬品、食品などの業界に対して、設計・建設・メンテナンスまでトータルで対応しています。また、タンクメーカーとして大規模なものから特殊なものまで、常温・高圧・危険物などさまざまな種類のタンクの設置や自社でタンクの研究開発もおこなっています。
| 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 従業員数 |
|---|---|---|
| 140,366 | 10,261 | 1,641 |
| 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年収(万円) |
| 42 | 15.8 | 803 |
※2024年3月期有価証券報告書・会社四季報・公式HPなどから作成
※平均年齢・平均勤続年数・年収は単体、その他は連結ベース
2024年3月期の経常利益は前期比8.7%減の10,261百万円。会社の予測値10,600百万円を3.2%下回る結果となりました。ただし、直近3か月4Q(1-3月期)の経常利益は前年同月比11.7%増の36.9億円。同期の営業利益率も8.7%から9.6%に改善しています。なお、2025年3月期は前期比7.4%減の95億円と同社は予測しています。
太平電業は総合プラント建設会社です。火力発電所や原子力発電所の設備、製鉄関係、環境保全、化学プラントなどの建設工事や補修工事をおこなっています。 技術開発には力を入れており、「太平ジャッキシステム」や「太平式クリンカ除去装置」「リフティング式足場」など、現場の安全に配慮し効率の良い製品や工法を生み出しています。
| 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 従業員数 |
|---|---|---|
| 129,363 | 11,512 | 1,532 |
| 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年収(万円) |
| 42.6 | 15.0 | 761 |
※2024年3月期有価証券報告書・会社四季報・公式HPなどから作成
※平均年齢・平均勤続年数・年収は単体、その他は連結ベース
建設工事部門の受注高においては、自家用火力発電設備工事は増加したものの、事業用火力発電設備工事と環境保全設備工事が減少したことにより、部門全体としては前期比で減少。一方、売上高は自家用火力発電設備工事が減少したものの、環境保全設備工事が増加したことにより、部門全体としては前期比で増加しています。
オルガノは、総合水処理エンジニアリング会社です。「水処理エンジニアリング事業」と「機能商品事業」に分けられており、イオン交換樹脂、分離膜、純水装置、排水処理装置の製造、販売、メンテナンスや水処理アウトソーシングの業務委託、水処理薬品、食品加工材の販売をおこなっています。また、電子産業や一般産業、電力、上下水道、医薬品業界に対して、用途や要望に応じた水処理プラントを納入しています。
| 売上高(百万円) | 経常利益(百万円) | 従業員数 |
|---|---|---|
| 150,356 | 23,425 | 1,142 |
| 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年収(万円) |
| 43.7 | 16.3 | 852 |
※2024年3月期有価証券報告書・会社四季報・公式HPなどから作成
※平均年齢・平均勤続年数・年収は単体、その他は連結ベース
大型半導体案件を受注した影響でプラント事業の受注が減少したものの、各種ソリューション事業が好調に推移。加え、電子産業分野や一般産業分野におけるプラント案件のコストダウン効果や各種収益改善への取り組みが奏功し、プロジェクトの利益率が改善しています。
プラント施工会社の大手を10社ピックアップし、各社の財務状況の現状などをご紹介しました。ロシア・ウクライナ情勢やインフレ等の影響が大きく懸念されるものの、現状、大手プラント施工会社の業績は概ね順調であると判断できるでしょう。
下記のページでは、大手プラントエンジニアリング会社のプラント施工管理、プラントエンジニアの中途採用情報をまとめています。当サイト内では実務経験を得る方法についても紹介していますので参考にしてください。
プラント施工管理技士としてのキャリア形成には、自分に合った環境や働き方を選べることが重要です。現場での技術を活かしながら、将来的に転籍を視野に入れてキャリアを築きたい方や、自分の専門分野に特化して働きたい方、さらには自宅から無理なく通勤できる職場を求める方も多いでしょう。
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特徴
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特徴
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特徴
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